借家の始まり

「借家」とは、住居を所有している家主から借り受けた住居のことをいいます。
江戸時代、産業の発展と相まって、都市部に人口が集中し、町人の町(町人地)では、土地の私有化が認められ、土地の売買も行われていました。


土地を所有する地主はその土地には住むことはなく、土地を管理する家守が住んでいました。
町人の町を運営するのは、土地所有者の地主とその土地に住んで土地を管理する家守が担当していました。
金持ちの商人たちは表通りに面した土地を借りて家を建てて暮らしていました。


一般の商人(小商人)は表通りに面した長屋(表長屋)を借りて商売をし、農村では暮らせず、そこを捨てて江戸に流れ込んできた貧しい農民や職人は裏の路地に建てられた長屋(裏長屋)を借りて借家人(店子)となって暮らしていました。
日本での借家は、これら表長屋と裏長屋が始まりです。


1680年から1709年のいわゆる元禄時代には、町人地居住の8割が借家住まいをしており、ほとんどが長屋暮らしでした。
表長屋は小商人が小間物屋や菓子屋荒物屋などの商売をする店舗兼住居で、裏長屋は6畳一間、梯子で上がる今でいうロフトのような4畳程度の2階がついている「割長屋」と両隣や背中合わせにも隣人の部屋のある4畳半程度の「棟割長屋」の2種類がありました。
土間に竈と流しは付いていましたが狭小住居でした。
それというのも、トイレや井戸、物干し場などは皆が共同で使い、風呂はもっぱら銭湯通いでしたから寝るだけの空間でよかったのです。


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